ニオイにアタック!ワキガ?多汗症?保険適用のボトックス注射か手術で治療を!
自分では気づかないニオイ。気づいても消せないニオイ。
そんな匂いにお悩みなら、匂いに直接アタックして治す方法があります!
男女ともに気になる自分のニオイで第1位が「足のニオイ」で62%、第2位が「ワキのニオイ」が56%でした。
男女比でみると自分のニオイが気になる男性が11%なのに対して女性は40%の方が自分のニオイが気になると回答しました。
暑い時期は電車の中でも汗もかきますから、余計に自分のニオイに敏感になりますよね。
そんな匂いをシャットアウトする方法をご紹介します。
Contents
ワキガの対処方法
1. 食事を見直す
動物性蛋白質や脂質の多い食事を毎日採ると、汗がニオイやすくなりますので程度に控えた方がいいでしょう。
2. 生活習慣を見直す
睡眠不足になると汗が臭いやすくなります。しっかり睡眠をとるようにしましょう。
こまめにシャワーを浴び、皮膚を清潔に保つようにしましょう。
3. 綿など天然素材の服を着る
化学繊維の服はどうしても汗が籠ってニオイ易くなるので、できるだけ天然素材の服を着るようにしましょう。
4. 除毛する
わき毛が多いとアポクリン汗腺はも増えるので除毛するのも、汗の臭いを抑える方法になります。
5. 制汗剤やアルコール綿を使う
汗の臭いを抑える制汗剤を遣ったり、アルコール綿で拭くことで菌の繁殖を抑えることができます。ただ、敏感肌の方はアルコール綿でカブレることもあるので、注意が必要です。
6. 皮膚科で治療を受ける
ご自分でいろいろ試してみたけど、どうもスッキリとニオイが抜けない・・・
そんな時はやはり専門医の診察を受けてみましょう。
①塗り薬を使う: 汗を止める効果のある塩化アルミニウム液入りの塗り薬をクリニックで処方してもらえます。
*クリニックによりますが大体2,000円~3,000円くらいで処方してもらえます。
*ボトックス注射を打てば半年くらいはその効果が持続します。両脇の注射で80,000円前後の治療費が掛かります。
③ 保険適用の切除手術を受ける:
③-1.剪除法(せんじょほう)でアポクリン汗腺とエクリン汗腺を切除により皮下組織をハサミで除去する手術で、再発率が低く効果の高い治療法です。
この手術で個人差はありますが、臭いは70%~80%、汗の量は約50%減量します。
ニオイを100%無くすことはできません。100%なくすには脇の下の皮膚を全部切り取らなければならず、こうすると腕が上がらなくなります。
しかしニオイの元が20~30%残ったとしても、術前より格段にニオイが原因で困ることは軽減されるでしょう。
③-2. 有毛部切除術:脇の下の有毛部の面積を切り取り、縫い縮めることでアポクリン汗腺の絶対数を減らします。わき毛の原料が目立たないので、わき毛を残したい男性に適した手術法です。残ったわき毛で傷跡を隠すこともできます。
④ビューホットなどレーザー治療を受ける
全ての皮膚科で行っている治療法ではありません。皮下組織の異なる深さにあるアポクリン汗腺とエクリン汗腺の2つの汗腺を同時に破壊してワキガや多汗症の治療を行います。
今はまだ保険適用外なので、一回の治療で300,000円ほどかかるクリニックもあります。
治療方法を決める前にまず、自分がワキガかどうかを見極めることが大切です。
それにはいくつかチェックポイントがありますので気になる人は一度、チェックしてみてくださいね。
セルフチェック項目
1. 耳垢がドロっとしている
2. 汗をたくさんかく
3. 下着が黄ばむ
4. 両親のどちらかがワキガである
5. わき毛が多い
いかがでしたか。いくつ当てはまりましたか?実は当てはまるものがあってもワキガでない場合もあります。
1 耳垢がドロっとしている
耳垢が湿っているのではなく、キャラメル上に茶色くドロっとしている場合はワキガの可能性が高いです。
2. 汗をたくさん、掻く
汗の量とニオイは比例しないので、多汗症であるからと言ってワキガというわけではありません。
ワキガの原因になる「アポクリン汗腺」から出るタンパク質や脂質を含んだ粘度の高い汗があります。
これ自体は無臭なのですが、皮膚の常在菌が汗に含まれる皮脂などを分解する時にあの独特のニオイを発生させ、これがワキガと呼ばれるものになります。
アポクリン汗腺は脇の下、外耳道、乳輪、肛門の周りなど誰にでもありますが、個人個人の体質によってニオイが強まることがあります。
3. 下着が黄ばむ
普通の汗ジミと違って、ワキガの場合は濃い黄色、黄土色っぽくなります。
4. 両親のどちらかがワキガ
ワキガは遺伝しますので、両親ともにワキガでなければ子供はワキガにはなりません。
5. わき毛が多い
ワキガの原因であるアポクリン汗腺は毛の部分にありますので、わき毛が多ければワキガになる可能性が高いです。
まとめ
実は欧米人のほうが、ワキガの人が多いのも事実です。
そのためフランスでは香水が発達したと言われています。
日本人の場合は元々体臭が薄いので、ワキガだった場合、満員電車の中など人と人が密着している空間でワキガがあると自分も恥ずかしい上に、周りの人に不愉快な思いをさせてしまうのです。
まずは親しい人に自分がワキガであるかどうかを聞くとか皮膚科を受診したりして、自分がワキガなのかどうかを見極めてみましょう。
その上で、食生活や生活習慣の改善で抑えられるのか、あるいはボトックス注射や手術を受けるほうがいいのかを、皮膚科に相談されることをおススメします。
オフィスで仕事ができる男性も、ワキガがあるというだけで女性から敬遠されてしまうかもしれません。
特に女性は他人の体臭に関しては敏感で厳しい目を持っています。
ワキガがあるという負い目がなくなれば、もっと自信を持って仕事に打ち込めるし、素敵な彼女ができるかもしれませんよ!