知らないと怖い、髪が傷む白髪染め!

Release: 2020/10/05 Update: 2020/10/14
気になる生え際の白髪

白髪が目立ってくる50代。

 

染めても染めても根元や生え際が白くなるので、白髪染めを使ってしまう・・・

 

でも、美容室で染めても市販の薬で染めても髪はダメージを受けます。

このサイトでは、白髪染めでなぜ髪が傷むのか、どうしたらダメージを受けずにキレイに白髪染め出来るのかをご紹介しています。

なぜ白髪染めで髪が傷むのか?

白髪染めは髪の毛のキューティクルを開いて髪の中に、染色剤を浸透させます。
主に「アルカリ剤」「ジアミン」という薬剤を使いますが、キューティクルを開いて浸透させるために髪に必要な水分や栄養分が流れ出してしまうのです。

アルカリ剤とは

白髪染めを浸透させるためには、キューティクルを開かなければなりません。
アルカリ剤はこのキューティクルを開かせる働きをします。
キューティクルが開かないと、染料が髪の中に浸透しないからです。
ところで、キューティクルは「天使の輪」と呼ばれる髪のツヤを出すのに必要な組織です。
その他、静電気や紫外線から髪を守り、髪に必要な栄養分や水分を閉じ込めておく働きがあります。
無理に開かせることでキューティクルにダメージを与え、髪に必要な栄養分や水分が抜けやすくなってしまいます。

ジアミン

ジアミンは強力な染色剤です。
メラニン式をが抜けてしまった白髪を綺麗な色に染めるには、おしゃれ染めよりも強いカラー剤を入れる必要があります。
髪が太い方、硬い方は色素が染み込みにくいので、ジアミンを使うのです。
ジアミンは髪や頭皮を傷める原因にもなり、美容室などでカラーしている最中に頭皮がピリピリするのはジアミンの刺激によるものです。
カラー剤以外でも刺激の強い化学物質は髪や頭皮を傷める原因になります。

おしゃれ染めと白髪染めの違い

市販されているカラー剤には「おしゃれ染め用」と「白髪染め用」がありますが、この2つの違いは何でしょうか。
髪の毛に色味を入れる仕組みは キューティクルを開かせる⇒髪の毛の色素を抜く⇒カラー色素を入れる と言う3段階になります。
おしゃれ染めと白髪染めは同じカラー剤でも、その成分に違いがあるのです。

おしゃれ染め

おしゃれ染めは暗い髪の色を明るくするためのもので、髪の毛の色素を抜く薬剤が多く入っています。
しかし、染色剤自体は強いものではありません。
とはいえ、ご自分が行うカラーリングの明るさによって薬剤の濃度が違ってきますので、どれがより傷みやすいかと言うことは言えませんが、髪にダメージを与えることに間違いはありません。

白髪染め

白髪はメラニン式をが抜けてカラー色素が全く入っていない状態です。
この状態の髪にきれいな色味を付けるにはおしゃれ染めよりも強い染色剤を使う必要があります。
白髪染めもおしゃれ染めも髪の太さや硬さ、染める色の違いによって成分調整されているのでどれが一番傷みやすいかは、明確にはわかりません。
しかし、キューティクルを無理に開いて染色剤を入れる工程はどのカラー剤も同じなので、髪にダメージを与えることは確かです。
カラー剤の成分とは?

ヘアカラーの危険性

市販でも簡単に買える白髪染めやおしゃれ染めですが、知らずに使い続けると健康被害が出る恐れがあります。
その中で特に問題となっている5つのリスクをご紹介します。

①頭皮のただれ、かぶれ、痒み

キューティクルを開き、髪の毛の内部にまで浸透するアルカリ剤という成分によって、地肌・頭皮が反応してピリピリしたりジンジンしたりという刺激を感じます。
美容院で「沁みてませんか?」と聞かれるのは、敏感肌の人の場合、頭皮が痛くなって腫れたりすることがあるからです。

②アレルギー反応

ヘアカラーのアレルギーは「花粉症」と同じ「ダム理論*1」です。
今まで何ともなくても、ある日突然アレルギー反応を起こして、それ以降はどんなヘアカラー剤も使うことができなくなります。
私の知り合いの60代の女性ですが、今まで黒々としていた髪が段々白髪交じりになってきました。
理由を聞くと「ある日突然、頭皮がヒリヒリして顔まで腫れてきた」「それからはどんな白髪染めを使っても肌がヒリヒリして真っ赤になるので白髪染め出来なくなった」というのです。
今まで普通に使っていたカラー剤が使えなくなって、彼女は帽子で白髪を隠すようになりました。
当然、美容院に行ってもカラー出来ないのですから、おしゃれな人にとっては、深刻な問題ですよね。
*1:ダム理論・・・アレルギー物質が長年に渡り体内に蓄積されて、そのキャパシティーを超えるとアレルギー反応を起こします。
それまでは何ともなかったのに、花粉症と一緒で一度アレルギー反応を起こすと、ヘアカラー剤に含まれる成分が皮膚に触れたけで頭皮が腫れたりヒリヒリしたりするようになります。
厄介なことにその範囲は顔だけでなく、首や足の裏にまでおよび、ひどい場合は大きく腫れることもあります。

③髪のダメージ

市販されているヘアカラーも美容院のヘアカラーも基本的には「脱色してから染める」ことになります。キューティクルを開いて薬剤が髪の中に浸透することで髪に必要な水分や栄養分が抜けて、傷みやすくなります。

④発がん性のリスク

ヘアカラー剤に含まれる「ジアミン」系の染料である「パラフェニレンジアミン」という化学物質はカラー剤を塗布後、黒く発色させるために必要な成分ですが、頭皮がかぶれたりするだけでなく発がん性があります。

⑤特定染料による健康被害のリスク

ジアミン系薬剤のうち、パラフェニレンジアミンは血液中のヘモグロビンをメトヘモグロビンにかえる働きがあります。
メトヘモグロビンは運動能力を失ったヘモグロビンで、この血中濃度が高まると血尿などの症状が現れます。
血液疾患や腎臓病の人がヘアカラーを禁止されているのはこのためです。
パラフェニレンジアミンだけでなく、アンモニア水や過酸化水素水も白髪染めに含まれる成分であることが多いのですが、これらも同様に皮膚に触れるとアレルギー反応を引き起こします。
その範囲は頭皮や顔だけでなく首や足の裏にまでおよび、ひどい場合は大きく腫れることもあるのです。
このジアミン系の薬剤は1991年にフィンランドでは使用禁止に、さらに2011年にはEUでもヘアカラーへの配合が全面的に禁止されていますが、日本ではまだ普通にヘアカラー剤として使われているのです。
髪のダメージ

ヘアカラーの種類とリスクの違い

ヘアカラーと言ってもブリーチ、ヘアマニキュア、カラシャンなど種類は様々です。
ではそのリスクの違いはどんなものかご紹介しますね。

市販のヘアカラー・美容院カラー

はリスクの種類が多い

脱色作用のために配合されたアルカリ剤、過酸化水素、ジアミン系の染料を含む一般的なヘアカラーも美容室でのカラーリングも髪のダメージとアルカリ剤による頭皮の刺激と乾燥のリスクがあります。

ヘアマニュキア

ヘアカラーと違って髪の表面に色を乗せていくタイプのヘアマニュキアには、脱色作用による髪のダメージやジアミン系染料によるアレルギーのリスクもありません。
ただ、溶剤のベンジルアルコールによる皮膚への刺激のほか、タール色素が含まれることによる発がんのリスクがありそうです。

ブリーチ

一般のヘアカラーよりも脱色作用の強いブリーチですから、髪の傷みや頭皮の痛みというリスクはあります。
しかし、脱色するだけで色素が含まれないので、染料アレルギーのリスクはなくなります。

ヘナ・草木染め

「ヘナ」という植物から採取された染料で、古くはクレオパトラが唇や眉、爪を染めるために使っていました。
それが中東、インドなどの地方に住む市民の間に染めるという習慣が広まり、現代までヘナで髪や肌を染めるという習慣が続いています。
ヘナで髪を染めるのはそれまでにヘアカラーアレルギーになったり、髪の毛にダメージを受けたことのある人、化学染料で染めて頭皮に痛みを感じた人、髪や頭皮に負担の少ないものを使いたいという人に多く利用されています。
ヘナ染めはヘナの葉を乾燥させて粉末にしたものをぬるま湯で溶かして髪に塗布して使います。自分でも染められますが、髪の長い方は美容師さんに染めてもらう方がきれいに仕上がるでしょう。
原料が植物であることから安全性が高いと言われていますが、中には荒れた皮膚に塗布して強い刺激を感じる方もいらっしゃいます。
また、草木染としてヘナと併用されることの多いインディゴ(ナンバンアイ)は約10%の人がかぶれを起こすので、意外とアレルギーのリスクが高いと言えます。

カラーシャンプー・カラートリートメント

カラーシャンプーやカラートリートメントにも色がしっかりと入るようにアルカリ剤が配合されているので、その刺激を感じる方はいます。
しかし、ヘアカラーに比べればカラーシャンプーやカラートリートメントは皮膚や体への安全性は高いと言えます。

お出かけ前に一塗りの一時的使用のアイテム

お出かけ前に生え際や根元にササッと塗るだけの白髪染めはシャンプーすれば落ちてしまう程度の染料なので、髪へのダメージのリスクは化粧品と同じくらいです。

非アレルギー染料・・・日光に当たると黒くなる

そもそもアレルギーを起こす物質が入っていないので、頭皮や髪に安全な染料です。
塗った後、日光で発色するこのタイプの染料は安全性は高いものの、好みの色や明るさを選べないデメリットがあります。
ヘアカラー卒業

まとめ

今や日本人の8割くらいの女性が何かしらヘアカラーしている時代です。
おしゃれ染めにしろ白髪染めにしろ、日常でヘアカラーするのが当たり前になってきました。
とはいえ、ヘアカラー剤の有害性を知らない方が多すぎます。
ヘアカラーくらいで健康を害さないだろう、と思うのは大間違いです。
特に白髪が気になって頻繁にヘアカラーを行う50代の女性は要注意です。
白髪染めを使ううちにアレルギーを発症したり、血液や内臓にダメージを受けることがあるからです。
ヘアカラーをしている方はパッチテストを定期的に行って、かぶれやかゆみ、腫れが出ないかチェックすることが大切です。
ヘアカラーのたびにパッチテストをするのは面倒だし、48時間は染められないのは不自由ですよね。
であれば、半年ごとに美容院でテストしてもらうといいでしょう。
その上で自分に合わないカラー剤なら、使い続けずにほかの方法を試すことをおすすめします。
ヘアカラーが出来なくてもカラーシャンプーやカラートリートメントを使う、染まりきらない所は一時使用のアイテムと併用するなど、これ以上髪の毛にダメージを与えないようにすることが大切です。
髪の毛だけでなく、身体にもアレルギーや頭皮の腫れやかぶれが出たら決して続けて同じカラー剤を使わないようにしましょう。
私も1年ほど前から市販のヘアカラーも美容室のヘアカラーも止めて、カラートリートメントと一時使用のアイテムを併用しています。
刺激の強いカラー剤を使わなくなってから、髪の毛にツヤも出てきましたので、しばらくはこの方法で乗り切ろうと思っています。

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